まずは専門委員会を立ち上げよう。
大規模修繕委員会の設置
- あくまでも理事会の諮問機関として、決議は理事会、総会の権限としましょう。
- 管理規約に専門委員会の設置の条文を追加しましょう。
- 標準管理規約の例(専門委員会の設置)
第○条 理事会は、その責任と権限の範囲内において、専門委員会を設置し、特定の課題を調査又は検討させることができる。
2. 専門委員会は、調査又は検討した結果を理事会に具申する。 - 標準管理規約コメント① 専門委員会の検討対象が理事会の責任と権限を越える事項である場合や、理事会活動に認められている経費以上の費用が専門委員会の検討に必要となる場合、運営細則の制定が必要な場合等は、専門委員会の設置に総会の決議が必要となる。
② 専門委員会は、検討対象に関心が強い組合員を中心に構成されるものである。必要に応じ検討対象に関する専門的知識を有する者(組合員以外も含む。)の参加を求めることもできる。 - 修繕委員会の細則も作成し総会で承認してもらいます。
- 組合員の要望もアンケートなどして意見徴収しておきます。
委員の人選
- 計画から工事完了までの2年~4年程度の任期で、大規模修繕専門委員会メンバーを組合員から選任します。
- 固定したメンバーとすることです。
- (1)希望者の募集、(2)役員経験者(3)組合員で建築関係の人、ただし業者選定には関与しないことにする。
- 委員の募集文書を作成しましょう。
- 女性や若い世代の人にも参加いただく。
- 理事長、監事などは専門委員として参加はしないほうがよい。
- 理事が参加することは、情報の共有化など、連携を図りやすくなります。
- 人数はマンションの規模に応じて5名~10名位、転居の可能性も考慮に入れ多めに選任しましょう。
- もちろん外部専門家に顧問又はオブザーとして参加してもらいましょう。
- 受注の可能性がある建築会社の関係者等は除いておくことが望ましい